スピルアウトのデビュー戦は5着
先週デビューしたスピルアウトは5着でした
3月7日(土)中山4R・新馬(ダート1800m)戦に横山和生騎手56kgでデビューし、馬体重は532kgでした。
レースではスタートで少しもたついてしまい、後方2番手からの競馬となりました。縦長の展開で序盤は先頭から10馬身以上離されてしまいましたが、向こう正面から気合いをつけて進出していきました。8番手までポジションをあげて直線を向くと、そこからさらに加速して追い上げるて最後は5着でゴール。デビュー戦から掲示板を確保してくれました。勝ち馬とは1.6秒差でした。
騎乗した横山和生騎手は「序盤は遊びながら走っている感じで、後方からの競馬となってしまいました。徐々に集中してくると勝負どころから走りもハマり、最後は良い脚を使ってくれました。まだ心身ともに幼さを残しますが、ここまでやれることを示せて良かったです」とコメントしています。
また、菊沢調教師は「まだ馬体にも余裕がある状態だったので、現状でどこまでやれるかという感じでしたが、デビュー戦としては上々の走りだったのではないでしょうか。レース後の状態をしっかり確認して続戦するかどうかを決めたいと思います」と話していました。
正直、不安ばかりのデビュー戦でしたが、宮田厩舎への忖度か三浦騎手への復帰の心配りか、この時期の新馬戦では信じられない12頭立ての競馬となり、しかも調教も芳しく無い馬だらけという低レベル戦のおかげもあり、5着に滑り込めました。
この結果では、次走も相当な良化が無ければ厳しいと思いますが、まだまだ絞れる体とレース慣れで少しでも前進してくれたらと思います。
スピルアウトが漸くデビュー
社台の愛馬、スピルアウトがデビューします。
今週3月7日(土)中山4R・新馬(ダート1800m)戦に横山和生騎手56kgで出走・デビューを予定しています。フルゲート16頭のところ、出走表明馬は本馬を含めて16頭ちょうどとなっています。
きょう4日(水)は菊沢調教師が自ら跨り、坂路で半マイル53.1-38.8-25.8-13.4秒を一杯に追われてマークしました。菊沢調教師は「2週続けてしっかりと負荷をかけました。見た目にはまだ余裕があるように映りますが、ここまで跨ってきた感触としては確実に引き締まってきています」と話していました。
正直、調教はまだまだですし、不安ばかりのデビュー戦となりました。
ここにきて、スピルバーグ産駒も少し勝ち上がり始めているので、まずは掲示板目指して頑張って欲しいと思います。
先週の結果は・・
先週は3頭の愛馬が出走してマイエンフェルトが優勝しました。
まずは優勝したマイエンフェルトです。
2/23(日)小倉7R 4歳上1勝クラス〔芝1,800m・14頭〕優勝[5人気]
好スタートからスッとハナに立ちます。うまくスローペースへ持ち込み、3コーナーではいったん外から他の馬に交わされそうになりますが、コーナーリングで先頭を奪い返すと、直線では迫りくる2着馬を凌いで嬉しい2勝目を挙げています。
団野大成騎手「連闘でしたがデキ落ちの感じはなく、むしろ滞在競馬という事で前走よりも落ち着ていましたね。返し馬では前に馬を置いてリラックスして走れましたよ。スタートしてからスッと逃げることが出来ましたし、ペースもうまく落とせました。勝負どころで手応えが怪しくなりかけましたが、すこし促すと再びハミを取ってくれて、そこからは最後までしっかり走ってくれました。内目の馬場が乾いてこの馬にとって走りやすかったですし、1ハロン距離が短くなったことで最後まで能力を発揮することができました」
池添学調教師「前走後はそのまま小倉競馬場に滞在させましたが、背腰に軽い張りが見られたことから、ケアしながら軽めの調整に控えていました。その甲斐あって前走と変わらず良い状態でレースに臨めましたし、上手く展開が向けばいい競馬が出来ると思っていましたが、見事に嵌りましたね。ジョッキーには馬場がかなり悪くなっていたので、前に行くと止まってしまうから、それを踏まえてレースを運んでほしいとオーダーしていました。結果的にハナへ立ったものの、他の馬が外を回す中、内ラチぎりぎりの馬場が良くなっていた部分をジョッキーが上手く走らせてくれたことが良い結果に結びつきましたね。上のクラスになるともっと力をつけていかないといけませんが、この馬なりにしっかりしてきているのは確かですから、今後も大事に育てていきたいと思います。トレセンに戻って状態を確認した後は、これまでの疲れを取る為にリフレッシュ放牧へ出す方向で考えています」
正直、連闘はどうかと思いましたが、上手く嵌って優勝してくれました。
最終コーナーを回る時には勝てると思える手応えではなかったのに、そこからしぶとく優勝してくれました。上のクラスでは更に力を付ける必要があるので、信楽でじっくり鍛えて欲しいです。
そして障害未勝利戦のプレシャスルージュは7着
2/23(日)京都4R 障害4歳上未勝利〔障2,910m・14頭〕7着[4人気]
今回はチークピーシズを着用しています。互角のスタートから無理せず中団に控えます。道中は安定した飛越を見せますが、ペースが上がったところから置かれ気味になり、最後の直線でも盛り返すほどの脚は見られず7着でレースを終えています。
植野貴也騎手「前回、ポジションを取りに行った分、力んで飛越が不安定になってしまったので、今回はリズムを整えながらレースを運びました。すると練習通り安定して飛んでくれましたし、気負うこともありませんでした。ただ、緩い馬場に脚を取られて、最初の方は何とか持ちこたえていたものの、段々と踏ん張りが利かなくなり、勝負どころで置かれてしまいました。最後の直線では後ろの馬に交わされたぐらいですし、レース後は歩様がコツコツとして、かなり疲労が感じられましたから、馬場が相当堪えたのかもしれません。でも今回のようなレースを続けて、尚且つ馬場が良ければいい競馬が期待できそうです。今回チークピーシズを着けましたが、そこまで揉まれることもなかったので、効果があったのか今回だけでは分からないですが、他の馬に気を取られることはありませんでした」
高柳大輔調教師「ジョッキーが前走の反省を踏まえてレースを運んでくれましたが、前々走のように飛越は安定していましたね。ただ、緩い馬場が堪えてしまったようで、最後は疲れてバッタリ止まってしまいました。前日の雨の影響で馬場がかなり悪くなっていましたからね。飛越自体は安定していましたし、馬場が良ければ変わり身十分だと思います。レース後はかなり疲れていましたので、トレセンに戻って状態を確認した後は、放牧に出して立て直してもらう方向で考えています」
障害戦も初戦こそ見所があったものの、その後の2戦は厳しい結果です。もう一度平地を試すのもありだと思うのですが・・
最後は2勝クラスに出走したボンディマンシュは2着
2/23(日)京都12R 4歳上2勝クラス〔D1,400m・16頭〕2着[3人気]
まずまずのスタートから促しながら中団やや前目を追走します。最後の直線で懸命に追われるとジリジリ脚を伸ばしましたが、惜しくも半馬身差捉えきれず2着に敗れています。
坂井瑠星騎手「ゲート内で脚をバタバタしていましたが、タイミングよくスタートを決めることが出来ました。道中はリズムよく運べましたが、最後の直線で追い出しに掛かるとモタモタしてしまい、その分勝ち馬を捉え切れなかったですね。でも、右回りコースでも内にモタれることなく、真っすぐ走ってくれました。距離はもう少し延びてもいいように感じましたが、この距離でも安定した競馬が出来ているので、同じようなレースを続けていけばどこかでチャンスがあると思います」
中内田充正調教師「勝負どころで少しジリっぽくなってしまいましたが、最後まで長く脚を使ってくれましたね。ただ、今回は斤量差もありましたし、勝った相手が一枚上でした。前走に続いて差のない競馬をしてくれましたし、右回りコースでも真っすぐ走ってくれましたから、この馬なりに力を付けていると思います。まだ良くなっている段階でもありますし、もう少し長い目で見ながら育てていきたいですね。トレセンに戻って状態を確認した後はこれまでの疲れを取る為に放牧へ出す方向で考えています」
じりっぽいけど、伸び続ける感じのレースぶりでした。このクラスでは安定して上位争いできているので、放牧後は特別戦にも挑戦してほしいです。
ということで、先週はマイエンフェルトが勝って今年の勝利数は5勝となりました。
来週以降も頑張ってほしいです。
キャロット2歳馬の名前が決まりました
日曜日の結果は
先週の日曜日は3頭の愛馬が出走ました。
まずは一番期待してまたも惨敗のベルラガッツオ
2/16(日)小倉2R 3歳未勝利〔D1,700m・12頭〕10着[2人気]
まずまずスタートから、2番手を追走します。3コーナー手前で早めに先頭に並びかけていきますが、直線半ばで脚が上がってしまい、後方でゴールしています。
藤岡佑介騎手「直線手前で外に振られる不利はありましたが、3コーナーの時点ですでに手応えが良くなかったですし、最後は止まっていましたね。それに、あの競馬でも手前を替えてくれませんでしたし、その分ひと伸びもありませんでした。今回乗せてもらった印象ですと、前半は頑張ってくれるタイプですが、後半にかけて気持ちが切れてしまうタイプのように感じましたし、外から馬が来ると嫌がるような面もありましたから、馬具の工夫と距離を短縮させた方が良いでしょう。幸いゲートは速い方ですので、すんなり先手を取れればこの馬の力を出し切れますから、ハナを叩いてどこまで粘れるかが鍵となりますかね。また、今日のように時計の速い馬場よりは、パワーの要する乾いたダートの方が合っていると思います」
中内田充正調教師「小倉までの輸送は問題なかったですし、良い状態でレースに向かうことが出来ました。上手く流れに乗っていけて、勝負どころではスッと反応してくれたので、これなら良い競馬をしてくれると思っていました。ただ、最後の直線では早々に脚が上がってしまいましたね。勝負どころで早めに動いて行ったとはいえ、あそこまで負ける馬ではないですから、気持ちの問題が大きいように思います。ジョッキーも馬具を試してみるのも手だと言っていましたから、次走は何かしら対策を練りたいと思います。ただ、続戦させてレースを止めてしまう癖がついてしまうと厄介なので、その辺りを踏まえてこの後の予定を検討させていただきたいと思います」
調教の良さを全然活かせず惨敗でした。一旦放牧でしょうか。次走は距離短縮か馬具の使用で変わり身を見せて欲しいです。
そして、予想以上の走りを見せたグランデストラーダが2着
2/16(日)京都3R 4歳上1勝クラス〔D1,800m・13頭〕2着[8人気]
モッサリとしたスタートから促しながら好位4番手で向こう正面に差し掛かります。3~4コーナーから先頭に並びかけに行きますが、勝ち馬との差をなかなか詰め切れず、初めてのダート挑戦は2着でゴールしています。
池添謙一騎手「ゲートの出はもう一つでしたが、すぐ二の脚がつきましたし、砂を被っても嫌がることはありませんでした。向こう正面で上手く外に出すことが出来ましたし、前の馬がいいペースで飛ばしていたので、これなら十分差し切れると思っていました。ただ、最後の直線でこの馬なりにジリジリ伸びてくれたものの、前もなかなか止まってくれませんでした。1勝クラスにしては時計が速すぎましたし、勝った馬を褒めるしかないですね。今回は脚抜きの良い馬場でしたので、力のいるパサパサの馬場でどれだけやれるかは何とも言えませんが、ダートの走りそのものは悪くなかったですよ」
上村洋行調教師「ダートでこの馬の良いところが見せられればと思っていましたが、敗れはしたものの、ようやく調教の良さをレースで見せてくれました。ジョッキーが言うように、力のいる馬場になった時に同じように走ってくれるかは、まだ半信半疑なところがありますが、ダート戦でも目処が付きましたから、次走も同じ条件に出走させたいと考えています。疲れが溜まる前にリフレッシュさせる方が、より良い状態でレースに臨めると思いますので、トレセンに戻って状態を確認した後は放牧に出す方向で考えています」
まさかの快走で、最後の直線は声を出して応援しましたがあと一歩届かず。力のいる馬場でどうか等心配できるだけでもありがたいです。休んで次走に期待したいですね。
そしてマイエンフェルトが6着でした。
2/16(日)小倉7R 4歳上1勝クラス〔芝2,000m・13頭〕6着[3人気]
好スタートから2番手を追走します。3コーナー手前から先頭に立って押し切ろうとするも、残り100m付近で後続馬に交わされて、6着で終えています。
団野大成騎手「馬のリズムに合わせて運ぶことは出来ましたが、道中は緩んだ馬場に脚を取られていましたね。それでも4コーナーではもう1度ハミを取ろうとしていましたので、多少の緩んだ馬場であればこなしてくれそうです。前にいた馬のペースが落ちたので、3コーナー辺りからこちらが先頭に立つ形になりましたが、そこでフワフワしたところがあり、集中力を欠いていました。距離を含めてこの条件はベストだと思いますので、馬場次第では前進がありそうですよ」
池添学調教師「もうひと踏ん張りのところでしたが、結果的に早く仕掛けすぎたかもしれません。先週の馬場ならあの競馬でも良かったと思いますが、外差しが決まる馬場になっていただけに、もうワンテンポ遅らせていればいい勝負になっていたかもしれません。でも、距離を延ばして2戦とも差のないレースをしていますし、小倉の緩い馬場も決してダメと言う感じではないですから、優先出走権は獲れなかったですが、そのまま滞在させて連闘する方向で考えています」
どの距離でも物足りないマイエンフェルト。まさかの連闘ですか?長距離輸送もあるし無理しなくてもと思うんですが…
ということで、先週は惜しい競馬はありましたが勝てませんでした。残念です。
先週の土曜日の結果は
先週の土曜日は2頭の馬が頑張ってくれました
今年で9歳のヴィッセンは2着
2/15(土)京都10R 松籟ステークス〔芝2,400m・12頭〕2着[8人気]
今回もブリンカーを着用しています。互角のスタートから二の脚を活かして好位2番手を追走。3~4コーナーで先頭に並び掛け、最後の直線で先頭に立つとそのまま粘り込みを図りますが、ゴール直前で差し切られ、昇級戦は惜しくも2着に敗れています。
坂井瑠星騎手「前走のようなレースをしようと心掛けていましたが、無理せず2番手に取り付けられましたし、勝負どころでは良い手応えで上がっていくことが出来ました。手応えから仕掛けをもうワンテンポ遅らせることも考えましたが、待ってもジリジリとしか伸びないと思い、強気の競馬をしました。結果的にゴール手前で脚が上がってしまいましたが、この馬の能力はうまく引き出せたのかなと思います。今の京都の馬場が合っているのかもしれませんが、昇級戦としては良く頑張ってくれたと思います」
斉藤崇史調教師「昇級戦でもありましたので、そこまで強気なことは言えませんでしたが、メンバーが揃っていた中で自分の競馬が出来ましたし、見せ場は作れたかなと思います。ハンデも有利に働いたと思うので、別定戦になった時にどうなるか半信半疑なところがありますが、このクラスでも条件が嵌ればやれることが分かりました。短期放牧を挟んだとはいえ、前走から強行軍でもありましたので、トレセンに戻って状態を確認した後は、これまでの疲れを取る為に放牧へ出す予定です」
よく頑張ってくれました。ゆっくり休んでください。
アストラエンブレムは3着
2/15(土)京都11R 洛陽ステークス(L)〔芝1,600m・13頭〕3着[8人気]
まずまずのスタートから促しながら5,6番手を追走します。3~4コーナーで外から先団に並び掛け、最後の直線で懸命に追われると、ジリジリ脚を伸ばしますが、僅かに及ばず3着でゴールしています。
池添謙一騎手「無理せず好位に取り付けられましたし、道中は折り合いを欠くこともなく、いい形で最後の直線に差し掛かることが出来ました。勝負どころで早めに動いていく形になりましたが、その後もジリジリ伸びてくれたものの、もうワンパンチ足りなかったですね。距離は問題なかったですし、むしろこれぐらいの方がレースはし易いように思いました」
小島茂之調教師「競馬場に着いた後は、やはり気持ちがピリッとして、栗東にいる時より馬体のシルエットが細く映りました。ただ、レースでは折り合いを欠くようなところもなく、距離を詰めてもスッと好位で流れに乗っていくことが出来ました。最後は甘くなってしまいましたが、1,600mでは堅実に走ってくれますし、久しぶりにこの馬の良いところを見せてくれましたね。栗東に滞在させたにもかかわらず、京都までの輸送でスイッチが入ってしまうように、そのあたりは今後も課題になりますが、次走も良い状態でレースに向かえるように努めていきたいと思います。この後は美浦トレセンに戻って状態を確認したうえで検討させていただきます」
厩舎の使い分けとはいえ、もう少し早くマイルに専念させてほしかったです。去勢もしなくて良かったかもしれないのに…と愚痴の一つも出てしまうこの結果。出資者はみんな早くマイルを使って欲しかったと思うんですよね
ということで、2頭の古馬が頑張ってくれた土曜日でした。